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ひふみプラスは危ないと評判?ひふみ投信は終わったのか?今後の見通しを解説する

個人投資家

ひふみプラスは危ないとかひふみ投信はもう終わったとか聞くけど本当はどうなんだろう?

個人投資家

ひふみ投信は良くなるのかしら?今後の見通しが知りたいわ。


「ひふみ投信/ひふみプラス」の購入を検討している人やすでに購入している人は今後の見通しが気になりますよね。


「これから復活していく」という意見から「もう終わった」、「危ない」という意見までその評判は様々です。


実際どのようになっていくのでしょうか?徹底的に分析して解説します。


他の投資信託についても別記事で解説していますので良ければそちらも合わせて確認してみて下さい。


目次

「ひふみ投信/ひふみプラス」の概要

「ひふみ投信/ひふみプラス」を運営しているのはレオス・キャピタルワークスという運用会社です。


レオス・キャピタルワークス株式会社の概要

社名レオス・キャピタルワークス株式会社
設立2003年4月16日
資本金313,904千円(2023年4月25日時点)
事業内容投資運用業
投資助言・代理業
第二種金融商品取引業
代表代表取締役会長兼社長 CEO&CIO 藤野 英人


代表を務めるのは藤野英人氏です。メディアなどにも多く露出しているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。


参照:レオス・キャピタルワークス株式会社


藤野英人氏は早稲田大学法学部を卒業後、野村投資顧問(現在は野村アセットマネジメント)に入社しその後ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント等を経て2003年にレオス・キャピタルワークスを創業しています。


ファンドマネージャー業以外にも東京理科大学の特任教授や早稲田大学の非常勤講師を務めるなど他分野で活躍されています。


ひふみ投信とひふみプラスの違いって何?

さぁ、そんな藤野氏が運用する「ひふみ投信/ひふみプラス」はどんな投資信託なのでしょうか。


まず、ひふみ投信とひふみプラスはそもそも何が違うのでしょうか。


実はレオス・キャピタルワークスが展開する商品は複数あり、ひふみ投信とひふみプラスもその一つです。


ひふみシリーズ

レオスから直接買える商品銀行や証券会社などから買える商品確定拠出年金を通じて買える商品
ひふみ投信ひふみプラスひふみ年金
ひふみワールドひふみワールド+ひふみワールド年金
ひふみライトまるごとひふみ15
まるごとひふみ50
まるごとひふみ100


ひふみ投信とひふみプラスの違いは、レオスから直接買うか、銀行や証券会社を通して買うかの違いです。運用内容は同じです。


細かく言えば保有年数やファンドの状況によって手数料などに若干の違いはありますが、基本的に内容は同じだと思って差し支えありません。


「ひふみワールド」や「ひふみらいと」は投資対象が異なってきますので全くの別商品と言えます。


今回はメインのファンドである「ひふみ投信/ひふみプラス」について解説していきます。


「ひふみ投信/ひふみプラス」が人気を集めた理由

ひふみ投信の輝かしい過去実績とは

日本に独立系の投資信託は数多くありますが、「ひふみ投信/ひふみプラス」の知名度は圧倒的です。


これだけ人気を集めた理由は、過去の運用実績が突出していたからです。こちらを見て下さい。


ひふみ投信の運用成績
参照:月次報告書


TOPIXとひふみ投信の比較です。TOPIXは日本株マーケット全体の動きだと思って下さい。


下の表の一番右、設定来のころを見るとTOPIXが190.11%なのに対して、ひふみ投信は526.25%とあり得ないような好成績を残しています。


独立系FP重永

なんと表現していいか分からないほど本当に素晴らしい成績です。人気を集めたのも納得ですね!


小型のグロース株投資で一世を風靡

これほどの高成長を成し遂げたひふみ投信の運用戦略は小型の成長株に投資する手法です。


成長性の高い企業を発掘し訪問するなどして、じっくりと研究分析し見事ブレイクする企業を探し当ててきました。


これらの投資活動が実った結果、テレビ東京のビジネス系番組「カンブリア宮殿」への出演も果たしています。


2017年2月16日


テレビの効果は大きく、良くも悪くも非常に反響が大きいものとなりました。


この結果を受けてひふみ投信がどうなっていったのか見てみましょう。


なぜ「ひふみ投信/ひふみプラス」は危ないと評判なのか?

「ひふみ投信/ひふみプラス」は最近「危ない」、「もう終わった」などネガティブな評判が増えてきました。


その理由は、近年の運用成績が振るわないことが原因です。もう一度成績を確認してみましょう。


参照:月次報告書


設定来の成績はTOPIXを大きく突き放しています。


しかし、ここ3年以内の運用成績で見てみると、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、3年の全ての期間においてひふみ投信はTOPIXに負けています。


直近の成績が良くないため危ないとの評判が出たり、今後の見通しを不安視する声が出ているのです。


「ひふみ投信/ひふみプラス」は本当にもう終わった?

運用資産額が増えたため投資対象が変わった

この成績悪化の理由の一つが、先程のテレビ出演による知名度の急上昇と言われています。


知名度が上がるに伴って、ひふみ投信が運用している資産額も急上昇していきました。


参照:月次報告書より著者編集


これにより以前は小型株メインで運用していたものが、大型株で運用せざるを得なくなってしまいました。


現に今の投資先を見ると名だたる超大企業が並んでいます。


投資先上位10銘柄(2023年6月度)

銘柄名規模組み入れ比率
東京エレクトロン大型2.45%
楽天銀行大型2.30%
東京海上ホールディングス大型2.04%
ソニーグループ大型2.02%
三菱UFJフィナンシャル・グループ大型1.83%
日本電信電話大型1.79%
インターネットイニシアティブ大型1.56%
第一生命ホールディングス大型1.53%
GMOペイメントゲートウェイ大型1.52%
SMC大型1.42%


独立系FP重永

一般的に運用金額が数千億円規模になるとパフォーマンスが下がりやすいと言われています。

小規模であれば小型株でも運用できるため銘柄を好きに選べますが、ファンド規模が大きくなると小型株では資金を回せないため大型株から選ぶしかなくなるからです。


ひふみ投信もこの壁にぶつかってしまったのでは?と言われています。


管理体制の影響とは?

ひふみ投信の管理体制についても目を向けてみましょう。


ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークス株式会社は2018年12月25日に上場する予定でしたが、上場予定日の5日前になって急遽、上場が延期となりました。


延期を要請したのは主幹事のみずほ証券で、レオスのリリースでは「コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性について投資家保護の観点から深堀りすべき事項が発生」したと説明されています。


独立系FP重永

主幹事のみずほ証券がレオス・キャピタルワークス株式会社の管理体制に不安な点があると述べたことになります。詳細は分かりませんが、投資家としては不安を覚えるので嬉しくないニュースですね。


結局、レオス・キャピタルワークス株式会社が上場したのはその5年後の2023年4月となります。


もともとレオス・キャピタルワークス株式会社はどこの金融機関グループにも属さない独立系の運用会社でした。(一般的に運用会社はどこかの金融グループの会社が多いです。野村グループの野村アセットマネジメントなど。)


しかし、2020年にはSBIホールディングスがレオス・キャピタルワークスの株式を買い取り筆頭株主となっています。


上場している現在においてもSBIグループが50%を超える大株主となっており、その影響力は甚大です。


従来のレオス・キャピタルワークスは独立系であるために何のしがらみも受けることなく、純粋に投資家のための投資活動を自由にできていました。


ですが、SBIホールディングスの傘下に入った事で独立系投信としての良さが失われてしまうのではないかと危惧する声も出ています。


独立系FP重永

投資活動においては意思決定のスピードが重要です。そのため、複数の関係者で協議するよりもファンドマネージャーが自由に判断して迅速に物事を進めていく方が良いと言われています。

また、グループに属すとグループならではのしがらみも出てきます。

超大企業であるSBIホールディングスへの傘下入りが単純に良いことだとは限らないのです。


管理体制の変更を快く思わない投資家がいるのも仕方ないと言えますね!


「ひふみ投信/ひふみプラス」の今後の見通しとは

それでは、「ひふみ投信/ひふみプラス」の今後の見通しはどうなるでしょうか?


「ひふみ投信/ひふみプラス」の運用成績は2017年ごろまでは本当に素晴らしいものでした。


しかし、その良かった頃とは投資対象も管理体制も変わってしまっています。昔良かったからまた良くなるはずだという考え方は通じないと言えます。


何か新しい戦略がないと、今後また昔のような好成績を期待するのは難しいかもしれません。(昔が良すぎたという話もありますが。)


資産運用で大きな利益を上げる方法とは

これまで見てきた通り資産運用で成功するためには重要なポイントがあります。


  1. 小規模ファンドの方が利回りが高くなりやすい
  2. しがらみのない独立系ファンドの方が自由に迅速に意思決定できる


小規模ファンドの優位性

運用額が数千億円規模になってしまうと、どうしても運用戦略に制限が出てきてしまいます。


ハイリターンを狙うなら資産額が数十億円~数百億円の小規模ファンドがおすすめです。


独立系ファンドの優位性

資産運用では投資のタイミングが命です。迅速に意思決定できる必要があります。


また、当然ですが利益を出すこと以外の要素は二の次ですので金融グループに属することによって発生するしがらみは不利に働くことが多いです。


ファンドマネージャーが自由に迅速に意思決定できるファンドが有望となっています。


独立系FP重永

これらのポイントをおさえた投資先にはどんなものがあるでしょうか?


重要な条件を満たす運用方法とは

これらの条件を満たす運用先ならヘッジファンドがおすすめです。


ヘッジファンドは富裕層向けに発展してきた資産運用サービスです。初心者でも運用のプロに完全にお任せで資産運用を行うことができます。


優秀なヘッジファンドなら安定的に利回り10%程度を期待することも可能です。


ヘッジファンドは私募という形式で投資家を募集しており、基本的に証券会社などから購入は出来ません。


ヘッジファンドで運用するには、個別のヘッジファンドに連絡を取って説明を聞く必要があります。


おすすめのヘッジファンドについては下記ランキングで紹介していますのでぜひ参考にしてみて下さい。


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