貯金が1億円あったら何年暮らせるんだろう?
貯金が1億円以上ある億万長者ってどれくらいの割合でいるのかしら?
「資産1億円」
「億万長者」
1億円は特別な数字で憧れる人も多いと思います。日本にこれだけの資産を持っている人はどれくらいの割合いるのでしょうか?
そして、1億円あったら何年暮らせるのでしょうか?
金融資産1億円を貯めてリタイアできるなら早くしたいですよね!
資産1億円を資産運用するだけで不労所得で生きていきたい!これは誰もが憧れる状態だと思います。
資産1億円あったら何ができるのか?解き明かしていきます。
金融資産が1億円以上ある「億万長者」の割合とは?
まずは、日本にどれだけの億万長者がいるのでしょうか?気になりますよね。
これを調査した結果があるので見てみましょう。
金融資産が1億円以上あるいわゆる億万長者は、超富裕層(5億円以上)と富裕層(1億円以上5億円未満)に該当します。
これらの世帯を合わせると、全体の2.4%の人が資産1億円以上となっています。
これは約42人に1人の計算になるので、クラスに1人いるかな、という感じです。
学校を思い出すとクラスに一人くらいお金持ちの子っていましたよね?笑
ちょうどそのくらいの感じなんだと思います。
意外といる気もしますが、クラスに1人ですからやっぱり少ないですよね。それでは、貯金1億円あったら何年暮らせるのでしょうか?
順番に考えていきましょう。
月々の生活費っていくら必要??
「貯金1億円あったら何年暮らせるのか?」
この疑問の答えを出すためには、まず生活費がどれくらい必要かを考えなければいけません。
もちろん家族構成や生活水準によって異なってくるのですが、今回は二人以上の世帯で考えてみましょう。
1か月あたりの支出の平均額は?
毎月どれくらいのお金を使っているかは国が調査してくれています。
今回は「総務省の家計調査報告(家計収支編)2021年」を参考にしてみます。
さぁみんなは一体いくら使っているのでしょうか?
食料 | 79,401 |
住居 | 18,338 |
光熱・水道 | 21,531 |
家具・家事用品 | 12,101 |
被服及び履物 | 9,063 |
保険医療 | 14,314 |
交通・通信 | 39,778 |
教育 | 11,905 |
教養娯楽 | 25,252 |
その他消費支出 | 47,342 |
合計 | 279,024 |
1ヶ月の合計は約27.9万円です。割合としては食料が一番多いですね。
そして驚くべきは住居費です。何と1.8万円しか使っていません。とても安いですよね。
これには理由があります。実はこの調査での世帯主の平均年齢は60.1歳なのです。
つまり、持家の人が多いからこれだけ住居費が安くなっているんですね。
私は賃貸なので住居費が安いのは本当にうらやましいです。
今回はの平均は、60歳のご家庭ですので子供が大人になり独り立ちしている家庭も多いと思います。
他の世代(20代~、30代~、40代、50代~)であれば支出はもっと多くなると考えられます。
27.9万円で生活するのはやや厳しい気もしますので、もっと現実的な金額も考えてみます。
食料費は月いくら必要?
食料は月79,401円となっています。単純計算では1日2600円で過ごさなければいけない計算です。
私は1人暮らしですが、1人暮らしでもかなり節約して頑張らないと達成できない水準です。
家族分となると達成できないと思います。たまの外食なども考えると、最低でも12万円ほどが妥当ではないでしょうか。
住居費は月いくら必要?
住居費は18,338円となっています。これは持ち家の人だけの特権といえる安さですよね。賃貸では絶対に無理です。
例えば東京で家族で住める大きさとなると、特別豪華にしなくても15万円程度はかかってしまいます。
教育費は月いくら必要?
教育費は11,905円となっています。もう子供が独り立ちしてるであろう世代なので教育費はほとんどかかっていませんね。
ですが、子供がいる家庭だと授業料だけで私立なら月7万円~はかかりますし、塾も3万円~くらいかかります。
他にも習い事のお金なんかもありますよね。
子供がいるなら、月10万円くらいは見ておくのが良いかなと思います。
月々のリアルな支出額はいくら?
これまで見てきた項目を修正して、1か月あたりのリアルな支出額がいくらになるのか見てみましょう。
食料 | 120,000(79,401) |
住居 | 150,000(18,338) |
光熱・水道 | 21,531 |
家具・家事用品 | 12,101 |
被服及び履物 | 9,063 |
保険医療 | 14,314 |
交通・通信 | 39,778 |
教育 | 100,000(11,905) |
教養娯楽 | 25,252 |
その他消費支出 | 47,342 |
合計 | 539,380 |
1ヶ月当たり約54万円の支出となります。
小さくない金額となりました。ただ、それでも東京で家族3~4人で暮らそうと思うと足りないかもしれません。
貯金1億円あったら何年暮らせる?
さぁ、それでは貯金1億円あったら何年暮らせるのでしょうか?
仕事はせずただ貯金1億円を切り崩していくものとして考えてみましょう。
先程の試算では1か月あたり54万円の生活費でした。ということは年間で648万円の支出となります。
年間648万円使った時の貯金1億円の推移はこちらです。
15年間は貯金だけで生活できますが、16年目についに貯金が底をつき破綻してしまいます。
「貯金1億円あったら何年暮らせるか?」
この疑問の答えは15年です。
15年しか暮らせないのであれば、金融資産1億円ができたからハイ引退!という訳にはいかなそうです。
1億円を資産運用する夢の利息生活は実現できるか?
それでは、貯金1億円をただ使うのではなく、資産運用していけば夢の利息生活は実現できるでしょうか。
資産運用の方法別に貯金1億円がどうなっていくか見ていきましょう。
国債で貯金1億円を資産運用する
まずは最もリスクが低い方法から考えてみましょう。
一番リスクが低いのは国債ではないでしょうか。日本政府にお金を貸すわけですからとっても安心です。
国債では、ほぼ元本保証で資産運用することができます。ただその分利回りは低く0.05%となっています。
税金を考慮すると手取りは0.039%です。1億円を運用しても年3.9万円にしかなりません。
ただ貯金を食いつぶすだけの時よりは若干減り方は緩やかですが、正直ほとんど変わりません。
貯金だけの時と同じように、働かずに暮らせるのも15年で同じです。
国債で1億円を運用するプランは有効とは言えません。
投資信託で貯金1億円を資産運用する
続いて、投資信託で貯金1億円を資産運用するプランを考えてみましょう。
利回りを想定するのは難しいのですが、今回は3%として考えてみます。
それでは、貯金1億円の推移を見てみましょう。
国債で資産運用した時よりも大分減り方が緩やかになっていますね。
貯金を切り崩して生活できる年数も15年から21年にのびています。
この伸びは大きな進歩ですね。ただこれはあくまでシミュレーション上の話です。
実際に資産運用しようと思うと投資信託の利回りはもっと不安定ですので、上手く選んで場合によっては切り替えていかなければいけないと思います。
投資信託で20年以上プラスを出し続けるのは非常に難しく、かなりの上級者でないと実現できないかもしれません。
ヘッジファンドで貯金1億円を資産運用する
最後はヘッジファンドで貯金1億円を資産運用する場合を考えてみましょう。
ヘッジファンドってなんだろう?
そう思った方は詳細については下記の記事をご参照ください。
ヘッジファンドは資産運用のプロで、投資家の代わりに資産運用してくれる金融サービスです。
各種金融機関で活躍したスゴ腕のファンドマネージャーが運用を取り仕切ります。本当にレベルが高いところが多くどんな相場でも利益を追求します。
優秀なヘッジファンドであれば利回り10%~を期待することも可能です。
今回のシミュレーションでは少し安全を見て、年利8%で資産運用した場合を考えてみましょう。
ヘッジファンドで資産運用すると貯金1億円はどうなるでしょうか。
これまでと違い、右肩上がりのグラフになっていますね。
年間の利息は800万円で、年間の支出は648万円ですので152万円のプラスです。
すなわちヘッジファンドでの資産運用により、貯金1億円は減るどころか増え続け、30年間で2億7千万円まで増えています。
貯金1億円をヘッジファンドで資産運用すると夢の利息生活を実現できるどころか貯金が2億7千万円まで増えています!貯金1億円あったら迷わずヘッジファンドで資産運用するのがおすすめです!
まとめ
「貯金1億円あったら何年暮らせるのか?」
今回の分析をまとめてみます。
貯金1億円あったらヘッジファンドでの資産運用がおすすめです。安定した運用で夢の利息生活を実現しましょう。
ヘッジファンドで資産運用するには、ヘッジファンドに連絡を取って直接説明を聞く必要があります。
なぜなら、ヘッジファンドは「私募」という少人数向けの形式で投資家を募集しているからです。
ヘッジファンドでの資産運用が気になるなら、ヘッジファンドのホームページから問い合わせて見て下さい。
個人的なおすすめヘッジファンドについては下のランキングで紹介していますのでぜひそちらも参考にしてみて下さい。